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【迷いや不安をどんどん減らす“覚醒”】Step3:暗い思考を大量発生させる状況を終わらせよう

今回のコラムでは、実際に覚醒が起こった瞬間のお話を
私の実体験を交えてご紹介していきます。
 
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身体が硬くても、心が乱れがちでもマスターできるヨガと瞑想。
「スンニャターヨガ」主宰の茂木敦子です。
 
 
今日も、私がヨガや瞑想を続けてみて感じた変化についてシェアしていきます。
 
今回も、「覚醒」についてです。

▼前々回のコラムでは
・覚醒の基本的な概念
・今すぐできる「自分の心の声の聞き方」
記事を見る(←クリック)
 
▼前回のコラムでは
・覚醒へと導く自分の声の聞くためのコツ
記事を見る(←クリック)
 
・・・についてご紹介していきました。

今回のコラムでは、実際に覚醒が起こった瞬間のお話を
私の実体験を交えてご紹介していきます^^

【目次】

■1:おさらい:覚醒とは?
 
■2:なぜ、ヨガや瞑想をすると覚醒しやすくなるの?
 
■3:応用テクニック①
暗い思考を大量発生させる状況を終わらせよう
 
■4:応用テクニックの注意点
覚醒は、突然やってくる

 
 

■1:おさらい:覚醒とは?

 
覚醒とは大きく分けて以下のように2つの意味があります。
 

1:目がさめること、目をさますこと
2:迷いからさめること、迷いをさますこと

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ヨガや瞑想をすることによって
覚醒することも、よくあります。
 
自分勝手な、独りよがりな思い込みが消え去り
 
あらゆる迷いや混乱から覚める「覚醒」には
 
ただそれだけで心身ともに洗練され
そして生活や人生そのものまで
心地よい幸せを感じられるものへと
一変させる強い力があります。
 
「覚醒」という言葉だけ聞くと怪しいように感じても
 
その意味について体感として味わったり
実生活に影響が及ぶことを想像すると
 
なんだか魅力的に感じませんか?^^
 
覚醒は難しく捉えなくて大丈夫です。
 
これから、私の体験談も交えて
覚醒までのプロセスをご紹介していきます^^

 
 

■2:なぜ、ヨガや瞑想をすると覚醒しやすくなるの?

 
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応用編だというのに、
いきなりふりだしに戻るようですが^^;
 
とっても大切なことなので
要点を絞ってお話していきます。
 

人が覚醒するきっかけというのは、ヨガや瞑想だけではありません。

 
 
例えば
本当~~~~に困り果てた時だったり
 
何かひとつの物事にものすごく真剣に取り組んで
もう、それしか考えられない
それ以外の情報は目にも耳にも入らない時。
 
・日常の雑事や
・大小様々な悩みや迷い
・他人からどう見られているか、どう思われているか
 
こういった考えが、

ほんとうにどうでもいい

と感じた時に
覚醒が起こりやすい。
 
 
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けれど、
そういったシチュエーションや心持ちには
なかなかなりにくい、というのも
あると思うんです。
 

だから、ヨガや瞑想が覚醒を引き起こすきっかけ、あるいは道具になる。

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たった一度では難しいかもしれないけれど
 
ヨガや瞑想に没頭していくうちに
 
それまでなんとなく使っていた
体や心の感覚が強く、鮮明になってきて
 
・日常の雑事や
・大小様々な悩みや迷い
・他人からどう見られているか、どう思われているか
 
→そういうのが、ほんとうに
どうでもいいと感じる瞬間がやってくる。
 
体や心の中に
余裕が生まれてくる。
 
体や心に愛着が湧き、
自分に優しくなれる。
 

そういう体や心の変化を

「功徳(くどく)を積む」

と言います。
 
 

「功徳(くどく)を積む」とは、
何か良い結果になる原因を作ること。

自分の体と心を労わり、愛着を持って接することで
家族や友人から愛されていることに気づきやすくなり、
自然と優しくなれる。
 
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ヨガや瞑想は、いつも
自分の愛し方や功徳を積むための作法を
易しく丁寧に教えてくれます^^
 
 
 

■3:応用テクニック①

暗い思考を大量発生させる状況を終わらせる
 
 
というわけで、
早速応用編です。
 
ヨガや瞑想をしている方にとっては
ヨガや瞑想中によくあることで、
 
ヨガや瞑想がまだ習慣化していない方も
普段の生活の中でありがちなことかもしれませんが
 

自分を暗い気持ちにさせる考えごとが、突然湧いてくることはありませんか?

 
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●瞑想中に、同じことを何度も考える
→怒りが湧いてきていてもたってもいられない
→自分を責めたくなる
→惨めな気持ちでいっぱいになる
→自分はかわいそうだ、と思い込む….etc
 
 
●せっかくヨガを楽しんでいるのに
「またいつものアレ」といった風に
突然、気持ちがブルーになる
→自分の醜いところばかり気にする
→他の人を羨む
→将来のことを漠然と不安視する….etc
 
 
●仕事中に、心配事や嫌な気持ちが
頭にまとわりついてイマイチ集中できない
 
 
●夜眠る時に
次から次へと暗い気持ちにさせる考え事が湧いてきて
なかなか寝付けない
・・・

 
頭の中で、同じことを
何度も何度もリピートしてしまうのは
脳の厄介な仕組みの一つ。
 
たとえ、たった一度しか経験したことがない出来事でも
 
その時の状況について
その記憶を何度も脳内再生することで
 
再生した回数分、
脳自体は実際に起こった出来事として認識してしまいます。
 

例えば、
「誰かからモロに傷つくことを言われた」という
出来事があったとして、
 
実際はそれがたった一回だとしても
 
その後10回、20回・・・と思い返して脳内再生したとしたら

20回傷つくことを言われた


脳は勝手に錯覚します。
 
それで、体はヘトヘトに疲れます。

 
 
何を言われたにしろ、
20回も傷ついて、その度に疲れる必要はあるでしょうか??
 
無駄だ、と思いませんか?
 
ということで、
覚醒への正攻法をひとつ。
 
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覚醒への正攻法。

 
それはズバリ

「暗い気持ちを引き起こし、大量発生させる状況を終わらせること。」

いつまでたっても消えないのは、
まだ自分の中でそのイベントが終わっていないからなんです。
 

 
例えば、
本音を話すことで
暗い気持ちを引き起こすイベントが終わることがよくあります。
 

▼前回のコラムでご紹介した
家族と被害妄想の因果関係については
私にとってその代表例でした。
記事を見る(←クリック)

本音を話す手段は、
自分の言葉で、声に出して
直接本人に話す、というのが一番効きました。
 
「終わった」という実感が抱きやすいから。
 
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場合によっては
うまく話せない時も、ありますよね。
 
そういう時は、手紙を書いたりしました。
口で話すよりも冷静に事態を客観視できたので、
違いに穏便に終わらせることができて
結果的にこれもやってよかった、と思えました。
 

 
人間関係で悩んだ時は
 
距離を置いたり
関係を絶つことで
 
終わらせることもありました。
 
家族のことで悩んだ時は
一人暮らしをしたり
 
旦那さんと意見が合わなくて
思い悩んだ時は、
実家に数日間泊まって
距離を置いて
じっくり自分の本心を熟考したり。
 
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それで、「終わらせる」という経験を
何度もやってみて気づきました。
 
嫌という程何度もしつこく悩まされていたのに
元をたどっていくと、暗い感情を引き起こすイベント自体は
ごくごく小さなもの、他愛のないものだ。
 
 
だって、
当時はどんなに辛いことがあったとしても
どんなに傷ついたとしても、
今、こうして生活しているし。
 
 
暗い感情の元凶になっていたトラブルは、
実は私には、かすりもしていない。
 
 
そして
大量発生していたあらゆる暗い感情
・・・悩み、迷い、自責の念、憎しみ、疑い、不安、ケチな気持ち…etc
 
 
これらは、頭の中で勝手に作られた幻想にすぎない。
 
 
終わらせよう、と思えば
いつでも終わらせることができる。
 
ただ、見ないふりをして
正直な気持ちに蓋をして
 
その上に重しを乗せて
上っ面で頑張ろうとしていただけだったんだ。
 
 
あぁ、私は悲しかったんだな
不安なんだな
悩んでいるんだな
誰かを手伝えないほど、余裕はないんだな
疲れてるんだな
「ただ、そういう気持ちがある」と
 
 
そうやって、蓋を開けて
心の器は常にオープンで、本音に気づいて
それを伝えられるようになると、
 
 
イベントを終わらせるスピードがどんどん早くなりました。
 
 
 

■4:応用テクニックの注意点:覚醒は、突然やってくる

 
 

覚醒のタイミングは、いつやってくるかわかりません。

 
ヨガをしているとき、かもしれないし
 
瞑想をしているとき、かもしれない。
 
眠りにつくとき、かもしれないし、
 
ある朝、駅に向かって歩いているとき、かもしれない。
 
だからわたしは、
いつ、そのときが来てもいいように
覚醒を司る感覚器官(からだ)や心、魂に
そっと耳を傾けるようにして、寄り添っています^^
 
そんな風に、
 
ヨガや瞑想は、ふとした時に
不思議で愉快な感覚をプレゼントしてくれます^^
 
ヨガや瞑想をされたときは、ぜひ受け取ってみてくださいね^^♪
 
 

【インタビュー記事掲載】

「一生ものの趣味を身につけよう!」
女性向け趣味サイト「Syumily」にて
インタビュー記事が掲載されました。
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インタビュー記事
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