身体が硬くても、心が乱れがちでもマスターできるヨガと瞑想。
「スンニャターヨガ」主宰の茂木敦子です。

◎ヨガや瞑想をすると、身体の内側で何が起こるの?◎
きょうも、私がヨガや瞑想を続けてみて感じた変化についてシェアしていこうと思います。
今回は「ヨガや瞑想をすることで起こる、身体の内外における五段階変化」についてです^^
ヨガって身体に良さそう
瞑想って、なんかすごい効果があるらしい
ヨガや瞑想って
・・・なんとなーく、そんなイメージがあると思います。
実際、身体に良いことがたくさんありますし
通常なら有り得ない、当事者が予期しない「なんかすごい効果」も
たくさんあります^^
心身ともに、そのような効果を感じられると
続けるモチベーションにつながり、
ヨガや瞑想がもっと好きになりますし^^
ただし、
どれくらい続ければ効果を感じられるのか
・・・それは個人差があります。
けれど、
わたしがこれまでヨガや瞑想を続けてみて
身体の内側でどんなことが起こったのか
どんな効果が得られたのか・・・というのを
以前ブログで公開してみたところ
「わたしも、そんな効果を感じました^^」
「これ、なんだろ~って思っていたのですが、
そういうことだったのか~と安心しました^^」
・・・などなど、
ヨガや瞑想愛好家の方から共感の声をいただいたのです!
なるほど、これは
ヨガや瞑想を続けている人に共通する
効果の波及パターンなのね!・・・と嬉しくなって
瞑想クラスに初めて参加される方などに向けて
「ヨガや瞑想をすると、身体の内側で何が起こるの?」というお話を
するようになりました。
きょうは、いつもスタジオでお話している内容を
コラムとしてまとめていこうと思います。
これから紹介する内容は、
スンニャターヨガを旗揚げした2012年10月の着想から始まっているので
時が経つにつれ、内容を更新しております。
よりわかりやすく、言葉の組み合わせを変えています。
今回のコラムが最新版となりますので
「この話、もう聞いたわ」というかたも、
おさらいがてらご一読いただければと思います^^
【目次】
■1:身体の内側で起こる、5つの変化
①「気持ちいい」という体感が蘇る
②日常生活の中で「違和感」に気づきやすくなる
③何らかの「アクシデント」が起きる
④意識の変革—「パラダイムシフト」が起きる
⑤現実世界の「変化」が起きる
■2:身体の内側で起こる、5つの変化:それぞれの具体例
■3:③アクシデントは、必ず起こるわけではない
■4:最後は、瞑想によって⑤に至る。
■1:身体の内側で起こる、5つの変化
ヨガや瞑想を続けることで、大別して5段階の変化が起こります。
流れとしては
①気持ちいいという感覚が蘇る
↓
②日常生活の中で当たり前と思っていた感覚に対して違和感が出てくる
↓
③決定的なアクシデントが起こる
↓
④意識の変革—「パラダイムシフト」が起こる
↓
⑤内側の変化が、現実世界に反映されていく
・・・このような感じです。
大体、この流れで変化が起こります。
①~⑤がどれくらいの期間で終るのかは
かなり個人差があります。
わたしの場合は、
初めて①~⑤を体験したときは2年かかりました。
2012年~2013年の暮れ頃までです。
当時は、
「大きな変化の時期とバチっと重なっただけ?」とも思ったのですが
その後も半年とか3ヶ月というスパンで
①~⑤が繰り返されて行ったので
変化が起こるたびに
「あ、②が来たぞ」
「おぉ・・・久々③が来たわ・・・」と
徐々に自覚するようになりました。
具体例を出した方がわかりやすいので、
当時のエピソードを書いていきますね。
■2:身体の内側で起こる、5つの変化:それぞれの具体例
①気持ちいいという感覚が蘇る
ヨガや瞑想をしていくうちに、
「リラックス」や「脱力」した感覚が蘇ってきました。
肩の力がなかなか抜けなかったため、新鮮な感覚だったのを覚えています^^
次第に日常生活でも
「あ、今力んでる」「身体が緊張してカチコチだ^^;」と気づくようになり
身体が緩んでいく感覚が持続するようになりました。
②日常生活で当たり前と思っていた感覚に対して違和感が出てくる
身体がゆるむ感覚が蘇ってくると
日常生活のなかで「当たり前」と思っていたことに対して
「あれ?なんか不快だ・・・」という違和感が出てきました。
たとえば、なんでも自分でがんばろうとするとき。
身体がきゅっとカタくなって、息が苦しくなって
頭が痛くなるんです。
気を使いすぎる場面も、次第に苦痛になってきました。
疲れているのに、ほんとうはやりたくないのに
「大丈夫、大丈夫」
「がんばります」
・・・そうやって、自分の心に嘘をつくことが
どんどん出来なくなってきました。
③決定的なアクシデントが起こる
②のプロセスで、さんざん違和感を感じてもなお、
過剰に考えすぎたり、頑張り過ぎたり
「違和感」をスルーしてしまうクセが
なかなか治らず
ついにアクシデントが起こりました^^;
たとえば、
当時勤めていたヨガスタジオでの仕事が突然クビになりました。
その半年後には父との突然の死別。
さらにその一年後には流産や子宮内膜炎。
入院までする事態に・・・^^;
こういった
「なぜこんな事態に?」というアクシデントが起こる度に
わたしの心は大いにかき乱されました。
けれどその後には必ず、④が起こったのです。
④意識の変革—「パラダイムシフト」が起こる
パラダイムシフトとは、それまで「コレが正しい」とされていた
考え方や集団のなかの共通認識がガラッと180°変化することです。
たとえば
「私は孤独だ」という思い込みが崩壊し
「わたしはひとりではない」という考えへとシフトしていきました。
「私は、ヨガの仕事はやっていけない」という考えが
「そんなことは絶対にない。もっと自由に自分を表現しよう。準備は出来ている」
という考えへとシフトしていきました。
「わたしは、女として価値がない」と本気で思い込んでいたのに
「わたしの女性的な部分を、もっと表現してみよう。私の体は、私がまだ知らない魅力を孕んでいる」
という考えへとシフトしていきました。
自分自身の足かせとなっている「思い込み」や「後ろ向きな信念」
世の中でまかり通っている「暗黙の了解」「常識」。そういう考え方から、本質的に解放され
自由になっていくタイミングが「パラダイムシフト」です。
⑤内側の変化が、現実世界に反映されていく
④のプロセスにより、私の視界に広がる景色は
毎日少しずつ変化していきました。
気づけば、2年前とは全く違う世界が広がっていたのです。
旦那さんの転職のタイミングも重なり、
わたしは生まれ育った茨城県へ戻ってきました。
そして、
父の遺したビルで、スンニャターヨガスタジオを立ち上げました。
家族に協力してもらいながら、少しずつスタジオは出来上がっていきました^^
そして無事娘を授かり、産むことができて
周りのみんなに助けてもらいながら、元気に育っています。
その上
流産した頃は、ドロドロの膿腫でいっぱいだった冷たい子宮が
気づけば温かくて、清潔な子宮になっていました。
そして何より、
自分が自分でいることが、気持ち良くなった。
ヨガクラスや瞑想クラスをするときの自分の声が
やさしく響くようになって、よく声を褒められるようになりました。
クラスの構成や流れにも、
穏やかさや丸みが出たように感じています。
女性的な雰囲気が、そこにはあるように感じます。
■3:③アクシデントは、必ず起こるわけではない
・・・ここまで読んで行くと
③決定的なアクシデントが起こる
↑これ、やだな~と感じませんか?^^;
けれど、心配しすぎなくて大丈夫です。
アクシデントは、必ず起こるとは限らないからです。
自分の体験を振り返ってみると
「必要なことだったんだな」と思えます。
そうでもしないと
本当に大切なことに気づくことはできなかったし
真剣に自分の内側の声に耳を傾けることは無かったから。
一度体験すると、
もう二度と、そこには戻るまいという決心がつきます。
だからもし、何かが起こっても
自分を責めなくていいです。
ただ、静かに瞑想を続けて
内側の声をよーく聴いてみるだけでOKです。
■4:最後は、瞑想によって⑤に至る。
①気持ちいいという感覚が蘇る
↓
②日常生活で当たり前と思っていた感覚に対して違和感が出てくる
↓
③決定的なアクシデントが起こる
↓
④意識の変革—パラダイムシフトが起こる
↓
⑤内側の変化が、現実世界に反映されていく
この流れは、ヨガと瞑想を続けることによって完成されます。
自分の内側の声に耳を傾けて
集中していくことで、この流れの境目が際立ってきます。
①~④は、ヨガのみでも感じられる変化ですが、
最後の「⑤現実世界の変化」は、瞑想によって至り、完結します。
途中、挫折しそうになったり
くじけそうになったりすることもあるかもしれませんが
それでもしつこく、
面白がって続けて行くと
①~⑤の流れに身体が慣れて行きます。
私自身もまた、①~⑤の旅を
ゆるやかに続けております^^
そんな風に、
ヨガや瞑想は、ふとした時に
不思議で愉快な感覚をプレゼントしてくれます。
ヨガや瞑想をされたときは、ぜひ受け取ってみてくださいね^^
【インタビュー記事掲載】
「一生ものの趣味を身につけよう!」
女性向け趣味サイト「Syumily」にて
インタビュー記事が掲載されました。
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